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おおさか行動する障害者応援センター/趣意書

●共通の未来に向かって・・・・・・

 おおさかには、さまざまな人が生きています。けれども、ひとりひとりは孤独です。支えあっている実感がなく、ひとりで突っ張っています。私たちは素直でありたい。率直でありたい。少し勇気が足りないようです。ちょっとでも弱音を吐いたら・・・もう何もかもおしまい・・・という空気に負けてしまいます。これでは未来が見えません。

 私たちは力を合わせて生き合いたいと願います。おおさかは、ひとりで生きていく場所ではありません。お互いに、それぞれの宝物を持ちよって、私たちのおおさかを創っていきたいと思います。

 私たちの宝物とは、弱さ、強さ、ずるさ、かしこさ、おろかさ、素直さ、ニヒルさ、きたなさ、うつくしさ、こわさ、やさしさ、あいまいさ、率直さ、暗さ、明るさ、悲しさ、うれしさ、怒り、許し、誤解、信頼、ねたみ、愛情、にくしみ、とまどい、いなおり、びんぼう、富、忙しさ、暇さ、・・・人間まるごとです。

 それぞれの持ちよいで、落語にでてくる八っつあん、熊さん、ご隠居さん・・・のような人間関係をとりもどしたいと思います。酒やサカナを持ち寄って、いききしたおおさかを創りましょう。たった一人の自分を、少しの勇気で乗り越えて強さも弱さもさらけ出して、いろんな人とつき合ってみたら、今まで見えなかったものが見えてくると思います。それが、これからのおおさかです。

 今、ふと立ち止まった地点で何が見えるでしょう。ふるさと、思い出、父母のこと、友のこと・・・これからのこと。けれども、私たちは堂々と生きられないままです。こんなことでいい筈がありません。

 私たちは、同じ世代に、同じ大阪で生活をすることになった者たちです。しかも、私たちの身体には熱い血が流れています。感じ合えないわけがありません。

あなたと私は、顔も身体つきも声も違います・思い出もそれぞれ違った形で現れました。けれども、私たちは違いをしっかりと見つめることで、共通のものを見つけることができます。違いをしっかり知ることで共鳴することができます。あなたに見えることが、私には見えないかも知れません。あなたにできることが私にはできないかも知れません。しかし、それが分れば見え見えたも同じです。私たちが共有できる未来のおさかは、こうした、あなたと私の関係が基盤になってできてきくのだと思います。

●今を見つめて・・・・・・

 お金がないため今日を生きられない人がいて、人をケ落としてどんどんお金が入ってくる人がいる―こうした今のありようを私たちはしっかり知っていますわつぃがあなたを、あなたが私を差別しながら生きている―こうした弱い自分うぃお見つめていることから、私たちは社会(おおさか)から生活をおびやかされる差別をこうむっている人びとの存在を、自分にとって何なのか、を考えなければなりません。このことと、きっちりと向き合って生きていかなければ、私たちひとりひとりは解き放たれません。

 私たちは、自分の思いのままに、率直に生きるために、「今」を見つめることからはじめたいと思います。

 おおさかには、あなたを必要とする人がいます。(じつは、あなたが必要とする人でもあります)手の不自由な人、足の不自由な人、目の不自由な人、耳の不自由な人、言葉の不自由な人、知恵の不自由な人・・・・・です。彼らと一緒の自由をつかもう。一緒に歩くこと、一緒にくらすこと、一緒に考えること、一緒に暮らすこと、一緒に考えること。これを通して、手のこと、足のこと、目のこと、耳のこと、言葉について、知恵について、深く考えること。それは人間まるごとのありようを学ぶことに他なりません。机上の考えではつかめない、肌で知る人と人のつながりようです。

 私たちの手におおさかを取りもどす第一歩です。こうした、私たち自身が生まれ変わる毎日の生活を通して、きっと共通の未来が見えてくると確信します。その日に向けて力強い第一歩を、それぞれの宝物をたずさえて進もうと呼びかけます。

●大阪行動する障害者応援センターでは・・・・・・

①誰もが参加できるセンターであること。

 私たち(すべての人)の手で、私たちのおおさかを創る運動です。誰もが自分のできることを持ち込んで発言し、運営していくセンターです。具体的には例会をもと、機関誌を発行します。

②センターの経営は自主的であること。

 活動を広げ、充実させるための資金は、少額であっても、会員自らが身銭を出す会費を基盤として、行政に要請したり、広範な呼びかたによるカンパ、協力金受付けの窓口をつくり、障害者の送迎にともなう交通費に当てます。

 これにより、障害者の送迎にともなう交通費の自己負担をなくし、機関誌の発行、PR活動の費用、例会・催し物の費用、通信費に当てます。

 なお、近い将来、独自の事務所を設立するために建設資金を積み立てます。

③一緒に行動するのは、お互いの豪雨意によること。

 足の不自由なものと足の丈夫な物が一緒に行動する場合を例にすると、「足」を提供される者と「足」を提供するものは、それぞれ自分の生活と要求にもとづいて、お互いの合意によって行動します。単に“足がわり”という発想では、お互いに疲れることが多く、長続きする関係になりにくいのが今までの傾向です。男性例でも選ぶ権利はあるのですが、ただ障害者の立場と、健全者の立場では現状のところ「選ぶ権利」が等しく存在していないことからの出発点であることを踏まえます。(障害者の差別の状況)

④つにねに、自分が生まれ変わるための活動であること。

 障害者と健全者は、どこか同じで、どこが違っているのか。たとえば、③の「選ぶ権利」の違いは何かを学び、体験を通して知っていく中から、共有できるものを見つけ出します。それは、己の視点をひらき、変えることであり、今のおおさかのありようをしっかりと見とおす力を養うことです。そして、おおさかを私たち自身のものにしていきます。

⑤活動の輪を広げて、住みかに変えること。

 もともと、このセンターは必要のないものです。各自の済みかで、ごく自然な形(落語の長屋のように)で隣り近所が一緒に生きようとするのが当たり前です。でも、今は違う。そこで私たちは、活動をおおさかのすみずみに広げ、私たちも住みかにもどることを目標にします。

⑥行政の肩がわりではない活動であること。

 私たちの活動は、おおさかを私たちの手に取り返すものです。いつの間にか私たちの手から行政がおおさかを奪っていきました。このことを見直しです。

 今、私たちが、すべてのおおさか人と一緒に生きようと決心し、活動をはじめていうるのは、人間として当たり前の生き方を改めて呼びかけているにすぎません。この活動を“障害者福祉”ととらえ“本来は行政のやるべきこと”と考える人がいたら、その人こそ活動に参加してください。行政とは何か、一緒に考えていきたいと思います。私たちは、もっと根本的なところから、この活動をはじめ、自分を変え、おおさかを変える力を創造したいと思っています。

 きっと共通お未来が見えてきます。

 ぜひ、一緒に活動していきましょう。

●私たちの運動にご参加ください。

 「応援センター」では、つねにメンバーを募っています。まず、自分にできることからはじめてみよう―とういのが、この運動の特徴です、つまり、あなたの主体的な参加を願い、お互いの主体性を尊重しあうことからの出発です。っそのために自主申告による登録制をとっています。

 

●障害者=必要な事柄(外出時の送り迎え、入浴時、トイレなど、人手を必要とする事柄)を登録してください。また、「応援センター」の活動の中で、手伝える事柄を登録してください。(特にまだ外出できないで家に閉じ込められている仲間の障害者をさがして「応援センター」のことを伝えてください)

 

●応援者=提供できる事柄(時間・技術・力)を登録してください。(特に日曜日以外が定休日のお勤めをなさっている方がほしいのです。もとろん日曜日の応援者もまだまだ不足していて、少数の者が頑張りすぎている現状です。多数の参加で、力を分け合う形に一日もはやくしたいのです)

 

●声援者=今すぐに、時間を提供できない方で、趣旨に賛同していただける方は「応援センター」運営資金(一ヶ月1000円)でご協力ください。(1人の障害者を1人の応援者が送り迎えするだけで、1日1000円程度の交通費を必要とする現状です。)

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